
先日、奈良芸術短期大学の学生のみなさんが、私たちの工場を訪れてくださいました。
日常ではなかなか目にすることのない、米ぬかから生まれる繊維〈䋛 -mai-〉のものづくりの現場を、動画で学び、実際に手に取って体感していただきました。


糸が編まれて靴下になるまでの過程や、米ぬかオイルを含んだやさしい肌触りに触れる時間は、学生さんにとっても新鮮な体験だったようです。
素材の背景にある“循環のデザイン”や、ものづくりが生まれ変わっていくストーリーを、少しでも感じていただけたら幸いです。

奈良芸術短期大学とは
奈良芸術短期大学は、アートと日常のあいだにある「心地よい美しさ」を探求する、感性豊かな学び舎。
学生さんたちは、日常の中で目にする素材や空間、自然の色や形からも学びを得ながら、ものづくりや表現の楽しさを実践的に学んでおられます。
工場でのひととき、学生さんたちのまなざしは、素材の可能性を見つめるデザイナーのようで、ひとつひとつのものに丁寧に向き合う姿がとても印象的でした。


小さな素材から生まれるアイデア
この日は、靴下の編み端でできる小さな輪っかや、糸を巻いていた糸管もお土産としてお持ち帰りいただきました。
私たちの手から離れたこれらの素材が、学生さんの手の中でどのように新しいかたちに生まれ変わるのか——
その可能性を想像するだけで、こちらも胸が高鳴ります。
ものづくりの循環と未来
ものづくりは、素材が生まれて製品になり、また新しい形で循環していく。
学生さんたちの創造力や感性と出会うことで、私たちもものづくりの未来を少しだけのぞいたような、特別な一日になりました。
🏭 オープンファクトリーのご案内
鈴木靴下では、工場見学やものづくり体験など、オープンファクトリーを随時受付中です。
実際に製造現場をご覧いただきながら、米ぬか繊維〈䋛 -mai-〉のやさしさにふれていただけます。
ご希望の方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。