新聞掲載 | 「米ぬかから、ここちよさを紡ぐ」――産経新聞に掲載いただきました。

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奈良の小さな町・三宅町。
のどかな田園風景の中に、私たちの工場はあります。

このたび、産経新聞(2025年10月13日発行「月刊Biz」)にて、鈴木靴下の取り組みをご紹介いただきました。
テーマは「米ぬか」製品ブランド化―
お米をつくる兼業農家だからこそ生まれた発想で、20年かけて育ててきた、私たちの“原点”です。

「もったいない」から生まれた、ぬくもりの糸

社長の鈴木和夫は、兼業農家としてお米を育てながら、ふと「この米ぬか、なにかに使えないだろうか」と考えたのがはじまりでした。

小学生の頃、米ぬかで廊下を磨いたら、木の床がつるつると光った――。
そんな原体験から、「米ぬかには、きっと力がある」と信じて。

試行錯誤を重ね、研究者の方からも協力を得て、米ぬかの天然美肌成分を繊維に練りこむ技術を確立。
ようやく完成したのが、いまの“米ぬか繊維〈䋛 -mai-〉です。

素肌を包む、やさしいぬくもり

「履くと足がすべすべになる」
「肌にやさしいのに、あたたかい」

そんな声をいただくたび、ものづくりの喜びを改めて感じます。

受け継ぐのは、“つくる人の心”

今回の記事では、次の世代へと歩みを進めるお話も取り上げていただきました。
社長の長女である鈴木みどりが中核となって立ち上げたブランド――
それが〈NUKATO(ヌカト)〉です。

「主張しすぎず、そっと寄り添うような存在でありたい」
そんな想いを込めて名づけました。

靴下から、インナー、手袋へ。
“米ぬかのぬくもり”を、暮らしの中のさまざまなかたちでお届けできるよう、これからも、ひとつひとつ丁寧に。

こころを込めて、日々暮らしへと

奈良の小さな工場から生まれた「米ぬか繊維」。
それは、肌にやさしいだけでなく、使う人のこころにも、やさしく寄り添う糸だと思っています。

ぜひ、記事もあわせてご覧ください。