2月になると、かかとが割れやすい理由

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冬の寒さが長く感じられる、2月。
暦の上では立春を迎えますが、足元にとっては、まだまだ厳しい季節が続いています。

朝、床に足をつけた瞬間の冷たさ。
靴下を脱いだときに感じる、かかとのざらつき。
冬の後半になると、そんな小さな違和感に気づく方が増えてきます。

毎年、2月が近づく頃になると、同じような声を耳にすることが多くなります。

かかとが、なんだかガサガサしてきた。
ひび割れて、歩くと少し痛い。
クリームを塗っても、追いつかない気がする。

実は、かかとがいちばん割れやすいのは、冬のはじまりではなく「真冬の後半」。
寒さと乾燥が積み重なる2月は、足元にとって一年でいちばん過酷な時期なのです。

かかとは、もともと乾燥しやすい場所

かかとの皮膚は、体の中でも少し特別なつくりをしています。
皮脂を分泌する腺がほとんどなく、角質は厚く、毎日体重を受け止めています。

自分でうるおいを守る力が弱いぶん、条件が重なると、トラブルが一気に表に出やすい場所でもあります。

気づいたら白い粉をふいていたり、触ると硬くなっていたり。
そんな小さな変化は、乾燥が進んでいるサインかもしれません。

なぜ「2月」に、かかとが割れやすくなるの?

冬の入り口よりも、2月になってからかかとの悩みが増えるのには、理由があります。

1月から続く乾燥によって、皮膚の水分量は少しずつ減っていきます。
そして2月には、うるおいを保つ力そのものが弱った状態に。

さらに、寒さが続くことで血流は体の中心に集まり、足先やかかとまで十分に巡りにくくなります。
必要な栄養や水分が届きにくくなることで、角質は硬くなりやすくなってしまうのです。

そこに、フローリングや冷たい床の刺激が重なると、かかとの乾燥は一気に進みます。

かかとが「割れる」までの、静かな変化

かかとのトラブルは、ある日突然起こるわけではありません。

最初は、少し白っぽくなる程度。
次第に角質が硬くなり、小さなヒビが入り、やがて深く割れて、痛みを感じるようになります。

2月は、この後半、気づかない間に変化が進みやすい時期。
「気づいたときには、もう痛い」そんな状態になってしまうことも少なくありません。

クリームだけでは、追いつかないことも

きちんと保湿しているのに、改善しない。
そんなときは、うるおいを与えるだけでは足りなくなっているのかもしれません。

歩くたびの摩擦や、空気に触れる時間、靴下や床との接触で、せっかくの保湿が逃げてしまう。
冬の後半は、うるおいを「与える」ことに加えて、それを「守る」工夫が必要になってきます。

冬の後半は、「包んで守る」ケアへ

2月のかかとケアで大切なのは、特別なことを増やすことではありません。

寝ている間や、家でくつろぐ時間、床に直接触れやすいひととき。
そんな時間に、かかとをやさしく包んであげるだけでも、乾燥の進み方は変わってきます。

続けられること。
無理のないこと。
日常の中に、そっと組み込めること。
それが、冬の後半のケアにはいちばん大切です。

足元は、後回しにされやすい場所だから

かかとは、毎日体を支えてくれているのに、ついケアを忘れてしまいがちな場所です。
でも、一度割れてしまうと、治るまでに時間がかかってしまうのも事実。

だからこそ、割れてからではなく、割れないように守ることを、少しだけ意識してみてください。

2月は、かかとをいたわる月

春は、もうすぐそこ。
けれど足元にとっては、まだもう少し我慢の季節が続きます。

この2月は、「困ってから何とかする」のではなく、「困らないように整える」月。
足元をいたわることが、春を気持ちよく迎える準備につながっていくのかもしれません。


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