白い靴下ってなんで多いの?

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白い靴下って、なんでだろうと思ったことはありませんか。洗うのが大変、すぐ汚れる—
その気持ち、よくわかります。でも、長く選ばれてきたのには、ちゃんと理由がありました。

「なんで白?」

入学式や新学期の準備をしていると、子どもにそう聞かれて、少し答えに詰まった経験はありませんか。

「なんとなく、ずっとそうだったから」「学校がそう言うから」
それが正直なところかもしれません。でも、少し立ち止まって考えると、白い靴下が長く選ばれてきたのには、いくつかの理由が重なっていることに気づきます。

白は選ばれる理由がある

汚れがごまかせない色。手入れの状態も、そのまま見えてしまう色です。

でも裏を返せば、きれいな白はそれだけで「ちゃんとしている」と伝わります。言葉や説明がなくても、清潔かどうかが見た目にそのまま出る。

白を履くと、なぜか少し背筋が伸びる感覚があるのも、たぶんそのせい。汚したくない、という気持ちが自然と生まれる色だから。

よく見かける靴下の色は、黒・白・グレーが中心で、その中でも白は、清潔感と万能さから選ばれることが多いようです。

白い靴下が選ばれてきたのは、日本だけではありませんでした。オーストラリアやマレーシア、韓国など、制服文化のある国々を見てみると、ほぼ共通して白が登場します。国籍も気候も違うのに、同じ色が選ばれている。それが少し、おもしろいと思いませんか。

白を履く朝は、なんとなく本気になれる。

慣れない場所に向かう朝、白い靴下を履く。それだけのことですが、どこか気持ちが引き締まります。

見た目のためだけじゃなく、自分のためでもある。不思議なことですが、白を履くだけで、少し気持ちの準備ができる気がする。

たぶん、ごまかせない色だから。足元に気を配るというその行為自体が、気持ちを切り替えるスイッチになるのかもしれません。そういう役割を、白は自然と担ってきたのかもしれません。

「なんとなく白」から、「選んで白」へ。

何を重視するかは人それぞれです。洗いやすさ、履き心地、見た目。優先順位は違っていい。

ただ、視点がひとつ増えると、選び方が変わります。
素材や履き心地については、こちらでもご覧いただけます。

足元の話は、案外おもしろい

「白い靴下を選ぶ」という何気ない行為の中に、清潔感の文化、場の空気、気持ちの準備—
思った以上に、いろんなことが詰まっていました。

新しい季節のはじまりに、足元のことを少し考えてみる。それだけで、毎日が少し変わってくるかもしれません。