日本ならではの文化と、冬の贈りものの話 ―
2月が近づくと、街のあちこちでチョコレートを見かけるようになります。
「どうしてバレンタインはチョコなの?」
「外国でも、みんなチョコを贈るの?」
そんなふうに聞かれたり、ふと疑問に思ったことはありませんか。
毎年当たり前のように過ごしている行事ですが、実は「バレンタイン=チョコレート」は、日本ならではの文化だと言われています。
今日は、その由来と、少しだけ今の暮らしの話をしてみたいと思います。

もともとのバレンタインデーは、どんな日?
「バレンタインの由来は“怖い”って本当?」
たしかに、バレンタインデーの由来には、少し厳しい時代背景や、命に関わる話が残っているのも事実です。
でもそれは、「怖い日」だから語り継がれているのではなく、「想いを貫いた人の名前が、記念日として残った」という、ロマンティックな物語でもあります。
時代が変わり、国が変わり、その意味は少しずつ形を変えながら、「大切な人に気持ちを伝える日」として、受け継がれてきました。だから今のバレンタインは、何かを怖がる日ではなく、気持ちをやさしく渡す日になっているのだと思います。
バレンタインデーの始まりは、遠くヨーロッパにさかのぼります。
もともとは、大切な人に想いを伝える日として広まった記念日だと言われています。
ただし、最初から「チョコレートを贈る日」だったわけではありません。
海外では今でも、
・カードを贈ったり
・花を贈ったり
・言葉で気持ちを伝えたり
その形は、国や家庭によって、さまざまです。
なぜ日本では「チョコレート」になったの?
日本で「バレンタイン=チョコレート」が定着したのは、昭和の中頃。
当時の背景には、
・冬でも保存しやすい
・特別感がある
・甘いものは“ごほうび”になる
そんな理由があったと言われています。
気持ちを「形」にしやすく、贈る側も、受け取る側も、分かりやすい。
そうして少しずつ、「バレンタインにはチョコレート」という習慣が、日本の中で根づいていきました。

いつの間にか、意味も少しずつ変わって
はじめは「想いを伝える日」だったバレンタイン。
でも日本では、いつの間にか
・感謝を伝える日
・家族や身近な人をねぎらう日
・自分にごほうびをあげる日
そんなふうに、少しずつ意味が広がってきたように感じます。
その答えは、ひとつじゃなくなってきているのかもしれません。
大人になると、少し変わってくるバレンタインの気持ち
年齢を重ねると、バレンタインへの向き合い方も、少しずつ変わってきます。
・甘いものが負担になることもある
・形より、気持ちを大切にしたくなる
・実用的なものの方がうれしいと感じることもある
「何を贈るか」よりも、「贈る相手をどう思って選んだか」の方が、心に残るようになるのかもしれません。

冬の贈りものは、「あたたかさ」がうれしい
2月は、一年の中でも、いちばん寒さが厳しい時期。
この季節にうれしいのは、
・体を気づかうもの
・毎日の暮らしで使えるもの
・そっと寄り添ってくれるもの
特別な日だからこそ、贈る相手の暮らしを思い浮かべながら選ぶ。
そんな時間そのものが、もうひとつの「贈りもの」なのかもしれません。
(冬の足元の冷えについては、 [なぜ足首を温めるといいのか。体と暮らしの視点から] という記事でも、少し詳しく書いています)
「チョコじゃなくてもいい」時代へ
最近では、
・甘いものが苦手な方へ
・体調を気づかうご家族へ
・自分自身へのねぎらいとして
チョコレート以外のバレンタインも、少しずつ増えてきました。
大切なのは、「何を贈るか」よりも、「どんな気持ちを届けたいか」 なのだと思います。

バレンタインは、気持ちのかたちを探す日
バレンタインデーは、何かを「必ず贈らなければいけない日」ではありません。
「ありがとう」
「おつかれさま」
「体を大事にしてね」
そんな言葉に、ほんの少し、かたちを添えるだけでも、気持ちはちゃんと伝わります。
そもそも、「バレンタインって、誰のための日なんでしょうか?」
また後程の記事では、大人になってからのバレンタインの意味について、もう少しゆっくり考えてみたいと思います。