温フィーユ 商品一覧

誰にも真似できない
私たちだけの靴下

靴下メーカーなのに、あたたかい靴下がない。
冷えに悩む人が「これがあれば安心」と思える、本当にあたたかい靴下をつくりたい。
そんな思いから始まった開発。

温フィーユは、糸を作る人、編む人、機械を作る人など、日本の多くの職人たちの力が集結した
冷えに悩む方に寄り添いたいという、思いの塊です。

家が暖かいのは断熱材のおかげ。
その発想を靴下に。

ヒントになったのは、家を寒さから守る断熱材。靴下にも、あたたかさを閉じ込める仕組みを取り入れられたら――。
そう考えたとき、断熱材のような層を靴下に“はさみこむ”必要がありました。

ただ、一般的な靴下は2層、多くても3層。1層目と2層目はつながっていて、その間に層はつくれません。
断熱の層を入れるには、“4層構造”という新しい形が欠かせなかったのです。
素材も構造も、とことんあたたかさを追求するこの発想は、靴下の常識をくつがえす挑戦の始まりでした。「まずは手作りで」と試作を始めたものの、理想にはほど遠く、ここから約3年にわたる開発が始まりました。

靴下を束にしていく作業をする二人の社員

たった一人の職人に託した想い

機械メーカーに想いを託そうにも、国内の靴下編み機メーカーは撤退、海外への依頼も失敗。
最後に頼ったのは、国内の鉄工所で働く一人の職人でした。設計と調整は難航。「他の仕事ができない」と嘆かれながらも挑戦は続きます。
ある日「できたから見に来て」と連絡があったものの、希望のサイズ感にならず一から再設計に。
ようやく「これが限界」と送り出されたのが2016年のことでした。

それでも1足もできなかった日々

しかし、機械が完成しても、靴下がすぐにできたわけではありません。4層構造を実現するには、糸の硬さ、太さ、なめらかさ、ねじる回数などを、すべての層に合わせて調整する必要がありました。組み合わせは無数で、機械の設定も手探りです。糸の商社や紡績工場にも協力を仰ぎ、試作を重ねましたが、1年経っても1足も完成せず。
「本当にできるのか」と、不安とプレッシャーで眠れない日々が続きました。

そしてついに、納得の一足が完成

それでも諦めず、糸と機械の微調整を繰り返し続け、開発から約3年。
現場に響いた「できた!」の声。
「これぞ本当のMade in Japan!」そう胸を張っていえる靴下が誕生しました。
足を入れた瞬間、起毛ソックスのようなふんわり感はありませんが、「寒くても、これを履けば安心」と思える『おまもりのような靴下』です。

message

今では多くの靴下が、コンピューターで動く高速の機械で作られています。
けれど私たちは、あえて昔ながらの不器用な編み機でこの靴下を作りました。
なぜなら、この機械だからこそ、職人の思いや技を靴下に込めることができるから。

この靴下を作れる編み機は、世界に3台。
すべて鈴木靴下にあります。

一つの機械で一日60足しか編めないですが、
ゆっくりこつこつ丁寧に、思いを込めて編んでいます。

温フィーユ(プロダクトストーリー)

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